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首途八幡宮

今回ご紹介する所は、『首途八幡宮』と書くんですが、なんて読むと思います?
【かどではちまんぐう】って読むんです。普通ではとても読めないですね。
先日、配達の途中にたまたま見つけたんですが、その時は時間がなくて寄ることができず、
ずーと気になってたんです。(結構、小さなお寺や神社に興味があったりします…)
ご存知のとおり、京都にはとても有名で大きな寺社仏閣から各地域に根ざしている
小さなお寺や神社が点在しています。大きくても小さくてもそれぞれに歴史があってとても興味深いものです。
首途八幡宮 1
こちらはどちらかといえば地域に密着した八幡さんやと思うんですが、とても歴史はあります。
大分県宇佐市にある八幡宮の総本宮“宇佐八幡宮”から八幡大神を勧請(神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)したのが始まりといわれ、もとは“内野八幡宮”といい、平安時代には大内裏(皇居や官庁があった場所)の北東に位置していたため王城鎮護の神とされていました。
かつて、この地には奥州で産出される金を京で商うことを生業としていた金売吉次の屋敷があったと伝えられていて、源義経が金売吉次の力を借りて奥州平泉に赴く際に、この八幡さんで旅の安全を祈願して出発したといわれています。
首途(かどで)とは出発を意味していて、この由緒により『首途八幡宮』と呼ばれるようになりました。
この故事により、特に旅立ち、旅行の安全の信仰を集めています。
京都に旅行に来られている方も“京都観光旅行”前には無理やと思いますが、旅の途中に参拝されて
道中の無事を祈願されてもいいかもしれませんね。
首途八幡宮 2
『首途八幡宮』
京都市上京区智恵光院通今出川上ル桜井町102-1
自家焙煎珈琲豆びーんず亭 亭主田中 保彦

  1. 2009/11/22(日) 12:52:42|
  2. 京都路
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