びーんず亭 スタッフブログ

町中にこんな所があるんです。

皆さんご存知の通り京都は昔、都のあったところですので歴史的な建物や寺社仏閣などなどが今でも至るところにあるのですが、また町の中ですごい所を見つけました。
回廊跡1
「平安京 内裏内郭回廊跡」
平安時代に天皇が住んでられた所を「内裏」というのですが、
その規模は東西に約173m、南北に約218mの広さだったそうです。
そしてそれを囲むように内外二重の回郭があり、その内側のものを「内郭回廊」と呼び
衛士らが厳重に警護していました。
回廊の幅は約10.5mあり、平城京、長岡京の内裏回廊と同規模であったとのことなので
ざっくり計算すると173×218=37,714平方メートル これを3.3/1坪で割ると約11,428坪!!
とても広いということは分かりますが、その大きさがイメージできませんね…
そしてその周りを10.5mの道路が通っている訳ですから、例えるなら小さな今の京都御所とそれを囲っている
今出川通、河原町通、丸太町通、烏丸通といったところでしょうか。
回廊跡3
回廊跡2
場所は千本通の下立売通を東にちょっと行ったところにあるのですが今は住宅が建ち並び、小さな空き地にこの石碑があるだけです。ただ、遠い昔に広大な天皇の住居があって華やかで賑わっていたのではないか…とこの場所に立って想像するだけでまた歴史が好きになりました。

  1. 2010/05/15(土) 11:30:30|
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首途八幡宮

今回ご紹介する所は、『首途八幡宮』と書くんですが、なんて読むと思います?
【かどではちまんぐう】って読むんです。普通ではとても読めないですね。
先日、配達の途中にたまたま見つけたんですが、その時は時間がなくて寄ることができず、
ずーと気になってたんです。(結構、小さなお寺や神社に興味があったりします…)
ご存知のとおり、京都にはとても有名で大きな寺社仏閣から各地域に根ざしている
小さなお寺や神社が点在しています。大きくても小さくてもそれぞれに歴史があってとても興味深いものです。
首途八幡宮 1
こちらはどちらかといえば地域に密着した八幡さんやと思うんですが、とても歴史はあります。
大分県宇佐市にある八幡宮の総本宮“宇佐八幡宮”から八幡大神を勧請(神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)したのが始まりといわれ、もとは“内野八幡宮”といい、平安時代には大内裏(皇居や官庁があった場所)の北東に位置していたため王城鎮護の神とされていました。
かつて、この地には奥州で産出される金を京で商うことを生業としていた金売吉次の屋敷があったと伝えられていて、源義経が金売吉次の力を借りて奥州平泉に赴く際に、この八幡さんで旅の安全を祈願して出発したといわれています。
首途(かどで)とは出発を意味していて、この由緒により『首途八幡宮』と呼ばれるようになりました。
この故事により、特に旅立ち、旅行の安全の信仰を集めています。
京都に旅行に来られている方も“京都観光旅行”前には無理やと思いますが、旅の途中に参拝されて
道中の無事を祈願されてもいいかもしれませんね。
首途八幡宮 2
『首途八幡宮』
京都市上京区智恵光院通今出川上ル桜井町102-1
自家焙煎珈琲豆びーんず亭 亭主田中 保彦

  1. 2009/11/22(日) 12:52:42|
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時代祭

時代祭
今日は“京都三大祭”のトリを務める“時代祭”がありました。今年で105回目だそうです。
恥ずかしながら都男として四十数年(一時期、離れていましたが…)京都に住んでますが
ライブで見るのは初めてやったんです。
“葵祭”は学生の頃、みたらし団子屋さんでアルバイトをしてましたので目の前で行列を
見ることができました。(といっても忙しかったのでゆっくり見た記憶はありませんが…)
“祇園祭”はびーんず亭の近くを行列が通りますので何度も見ています。
そしてこの“時代祭”…毎年行われているのはもちろん知っていましたがなぜか今まで機会がなかったのです。
はじめて見学するにあたり、ちょっと調べたのですが、平安神宮の創建と平安遷都1100年祭を
奉祝する行事として、明治28年に始まったそうです。
明治維新によって著しい衰退を見せた京都の町おこし事業の集大成として平安神宮が創建され、
時を同じくして創始されたのが時代祭です。
時代祭行列は、京都全市域からなる市民組織「平安講社」(全10社)によって運営されており、当初は6列、
人員500名の規模やったそうですが、現在では明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の8つの時代を20の行列に分けて全長約2km、総勢で約2000名もの人々が参加する一大行列となっています。
「地元の人はどれ位見に来てはるんかなぁ?」と思いながらその時代、時代に活躍した人物や
衣装などを興味深く見ていましたが(日本史は好きやったんで…)、
日本の歴史を一気に見ていくには本当に良い機会です。
今回はあまり時間がなくて最後まで見れませんでしたが、来年はゆっくり見たいですね。
清少納言&紫式部
最後に清少納言と紫式部の2ショットです。
どちらのお方もとても雅やかでした。

  1. 2009/10/22(木) 11:39:32|
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